発達特性とMBTIの近接性を考える

発達研究

―INFP-T(仲介者)とADHDについて

私のMBTI診断→INFP-T

自分の特性を理解しようとMBTI(性格タイプ診断)をやったところ、発達障害のADHDの特徴とかなり近い領域で説明されているように感じるたので記事を書いた。ちなみに私はINFP-T(仲介者-理論家)という結果が出た。INFPの資質は以下のとおり。

INFP(仲介者)は、内向的で感受性が強く、他者の感情に対して高い共感力を持つ性格タイプです。理想主義的な価値観に基づいて行動し、深く意味のある人間関係を求めます。しかし、現実的な課題に対処するのが苦手で、過度に感情に影響されやすいといった弱点もあります。
またTが入っている理論家であり、理想主義が強く未来志向なタイプです。

なるほど、自分は「自分の価値観を非常に大事にする理想を追い求める空想家」みたいなものかとざっくり理解し、さらに詳細な解説をwebで調べていくと、各タイプで人がどのように物事を見て(知覚)、どのように判断しているかを分類したもの(心理機能)というものがあり、各機能の強弱で性格の癖や行動の癖が決まるという。具体的には以下のとおり。

  • 主機能: 最も得意とするスタイル INFPでは内向感情(Fi)
  • 補助機能: 主機能をサポートする INFPでは外向直感(Ne)
  • 第3機能: 補助機能がうまくいかない時 INFPでは内向感覚(Si
  • 劣等機能: 最も発達が遅れている INFPでは外向思考(Te)

主機能である内向感情(Fi)は、自分の内側にある価値観や倫理観を軸に世界を見つめる。補助機能の外向直感(Ne)は、ひらめきや関連付けが得意で、未来の可能性を掘り起こす力がある。
この「価値観を大事にする」「ひらめきが豊か」という特徴は、私自身の感覚ともよく一致している。
一方で、INFPには弱点もある。第3機能の内向感覚(Si)は過去の記憶を大事にするが、時に「過去の失敗を引きずる」という形で表れる。劣等機能の外向思考(Te)は、「論理的に説明したり、タスクを効率的にこなすことが苦手」を表している。

発達障害との関連

これらは、私がADHDの短所として長年向き合ってきた部分と驚くほど似ている。たとえば、マルチタスクの苦手さである。
ADHDの特性としてよく挙げられるが、INFPの劣等機能であるTeの弱さとも重なる。複数のタスクを同時に処理したり、優先順位を瞬時に切り替えようとすると頭の中が混乱してしまう。
また、過去の失敗を引きずりやすいという点も、INFPのSiの弱さとADHDの「感情の切り替えの難しさ」が重なっているように感じる。頭では「もう終わったことだ」と理解していても、心のどこかに小さな棘のように残り続ける。

結果は前向きに

こうした弱点の重なりを知るのは愉快なものではないが「これは自分の性格の問題でも、努力不足でもなく、脳の特性と性格の両方が影響しているのだ」と理解できると「自分をどう扱えばいいか」を考えるためのヒントになる。
しかもINFPとADHDには弱点だけでなく、強みの重なりもある。INFPのNeは、ひらめきやアイデアの豊かさを生み出す。ADHDの特性としても「ひらめきの多さ」「発想の柔軟さ」はよく知られている。
また、INFPは「納得したことには全力投球する」タイプだが、これはADHDの「過集中」と非常に近い。興味のあることに対しては、時間を忘れて没頭し、驚くほどの集中力を発揮する。私はこの「ひらめき」と「集中力」を、これからの仕事や生活の中で武器にしていきたいと思っている。

たとえば、仕事では「状況に応じて完成させる」「既存のものにアレンジを加える」といった、自分の得意なスタイルを活かすことができる。ゼロから計画的に積み上げるのは苦手でも、流れが見えた瞬間に一気に形にすることは得意だ。
また、ひらめきの多さは、問題解決やアイデア出しの場面で役に立つ。論理的に積み上げるのは苦手でも、直感的に「こうしたら良いのでは」と気づける瞬間がある。
私の趣味にコーヒーの焙煎やお菓子作り、柚子胡椒作りなどがあるが、これもふと思いついたものをそのときのやる気に任せて実行するという柔軟性と集中力のなせる業(わざ)さなのだろう。
その他、本当は毎日続けたい英語の勉強や筋トレも、やろうと思ったときはできないのに、ふと興味のスイッチが入ったときには驚くほど集中するし継続できる。
このように「毎日続けられない自分」よりも「スイッチが入ったときの集中力」に目を向け、大切にする方が、私には合っているのだと思う。

まとめ MBTIとADHD

一見すると別々の分類のようだが、私にとっては「自分を理解するための二つの地図」のようなものだ。弱点が重なる部分は、無理に克服しようとせず、環境を整えたりやり方を工夫して、少しずつ扱いやすくしていけばいい。
強みが重なる部分は、これからの仕事や生活の中で積極的に活かしていきたい。自分の特性を知ることは、自己否定の材料ではなく、むしろ「自分らしく生きるための取扱説明書」を手に入れることだと思う。
INFPとしての価値観と、ADHDとしての特性。その両方を抱えたまま、これからも静かに、自分のペースで歩いていこう。

ちなみにMBTI診断受けたい方はこちらから無料でテストを受けられます。

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